生産者さんの概要
所在 | 北海道上川郡清水町清水第4線65番地 |
家畜 | 乳牛 |
主な認証 加盟団体など | アニマルウェルフェア畜産協会 認証農場・食品加工所 JGAP認証農場 |
全体で約75頭の牛を夫婦2人で飼育しています。そのうち約35頭を搾乳して、自社で乳製品を作って販売しています。
アニマルウェルフェアへのこだわり
飢えと渇きからの自由
牛が食べたい時にいつでも餌を食べ、水が飲めるようにしています。ロールの牧草を与える時はカビを取り除いて、水はいつも綺麗に保っています。与える飼料は全て国産で、牧草も全て自社の採草地で穫れたものです。
恐怖や不安、抑圧からの自由
搾乳や餌を与える時間を一定にして習慣づけ、牛にストレスをかけないようにしています。仔牛の時期や病気の時以外は群れで管理して落ち着けるようにしています。
肉体的苦痛と不快からの自由
北海道も夏は暑く、暑い日に放牧するときは木陰を中心に放牧しています。冬の時期の日中は、牛舎に隣接したパドックへ自由に行き来することができます。牛の寝床は小麦のワラを定期的に敷き替えて清潔に保っています。
外傷と疾病からの自由
生後20日以内に角を切るようにして、牛に苦痛をなるべく感じさせないようにしています。最近では、角が生えない品種を繁殖するようにしています。病気は早期発見して治療するようにしています。
正常な行動ができる自由
夏場は昼夜問わず放牧しており、冬場は牛舎に隣接したパドックに自由に出入りができます。搾乳の時以外はほとんど牛が自由なままで生活できます。
アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ
現在は兄が牧場、弟が乳製品加工をそれぞれ担って経営しています。アニマルウェルフェアを意識した育て方を始めたのは40年ほど前、父の世代からです。その当時、ある方との出会いがきっかけで、これからは生産者自身が製品販売までする時代が来るという話を知り、ドイツのオーガニック農場を視察に行きました。そこで、その農場で作られた乳製品の美味しさに感動し、牛の育て方の考え方が大きく変わっていきました。
餌を牧草主体に切り替えると共に、牛が好んで食べるものを、なるべく農薬を使わないように育てて、搾乳した乳の加工場もつくり、自社で製品加工をするようになりました。
飼育方法が認証基準に近かったことから、アニマルウェルフェア畜産協会の認証を取得しました。
生産者の商品を購入する
放牧で育った牛は夏と冬で味わいが違います。夏はあっさり草の香りがする牛乳が、冬は濃厚な牛乳になります。牛乳やバターは特に違いをよく感じられると思います。
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