生産者さんの概要
所在 | 富山県富山市梅沢町2-9-1 |
家畜 | 豚 |
北陸初、放牧型の養豚事業を夫婦で行っています。富山県、立山山麓が育んだきれいな水で育つ放牧の豚です。緑豊かな環境でのびのびとストレス無く育った豚は、肉質が良くなり、臭みの無いきめ細やかな肉となります。
アニマルウェルフェアへのこだわり
飢えと渇きからの自由
餌は放牧エリアの一角に餌場を設け、好きなタイミングで食べられるようにしています。水もタンクに常備し、自由に飲める状態です。
恐怖や不安、抑圧からの自由
群れで動かす時には、できるだけ追い立てないでいいように、餌で誘導しています。時間をかけて、豚の移動ペースを尊重することを心がけています。
肉体的苦痛と不快からの自由
豚には汗腺が無く、暑さに非常に弱い動物です。放牧エリアには木陰や日陰スペースを複数作り、いつでも休める場所を用意しています。
また、豚の体温調節方法に「ドロ浴び」という習性があります。「ヌタ場」という泥深い水たまり場を常備し、いつでも「トロ浴び」できる状態にしています。
外傷と疾病からの自由
餌に発酵食品を混ぜたり、植物由来の堆肥を放牧場に撒いたりすることで、豚の腸内環境を良くする工夫を行っています。
また、豚は放牧することで自由に運動するようになり、免疫力が高まり易くなります。病気になったときのために薬も準備していますが、一度も大きな病気にかかった豚はいません。
正常な行動ができる自由
放牧場では自由に遊べる状態を作っています。豚は、群れでいたり、穴掘りをしたり、じゃれあったりと思い思いの過ごし方をしています。
また、豚同士でいじめが起きないよう、飼育頭数を20~50頭程度にし、私達の目が行き届くように飼育しています。
アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ
研修先の水耕栽培農家が、現場で発生する食物残渣を活用して豚を育てていたことがきっかけです。そこでは水耕栽培に併せて養豚も行っており、豚にも自信を持っていました。師匠からは「家畜である豚は経済動物として生まれた以上、いつかは肉になる。しかし、家畜であったとしても生きている間は少しでも幸せ過ごせるべきだ。」という考え方を教わりました。また、人間である以上、”生きもののいのち”をいただくことへの「感謝の気持ち」が大切である。と考えたこと。これが、現在の畜産農家「悠牧豚」を立ち上げた経緯です。
そもそも、農業界に進んだきっかけには、私の子供の存在があります。この子の将来を色々と想ったとき、農業、畜産業なら自分のペースで仕事ができ、育児との相性も良いと考えました。また、農業、畜産業なら、子供がもし将来働き口に困ったとしても、安心して働けるのではないかと考えたのです。そういった経緯から、もともとはマーケティング・リサーチの会社をしていましたが、3年間農業法人に身を置いて研修し、現在の悠牧豚を立ち上げました。
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赤身の旨さは力強く、噛むほどに沸いてきて、脂身の甘さとキレの良さは肉嫌いを克服させた事もあります。
その秘密は放牧です。豚を放牧し、ストレス無く育てることは、肉質向上させます。また、餌にもこだわっており、脂の臭みが少ないと言われます。一般的な飼育期間の約2倍、手間暇掛けて育てたきめ細やかなお肉を是非ご賞味ください。
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