【青森県】SASAKI FARM

牛肉

生産者さんの概要

所在青森県十和田市相坂字長漕339-1
家畜肉牛
主な認証
加盟団体など
AIFB あおもりインターナショナルファーマーズブランド推進協議会

青森県では減りつつある短角牛を10頭ほど飼育しながら、中山間地の保全と組み合わせた持続可能な畜産業を目指しています。

アニマルウェルフェアへのこだわり

飢えと渇きからの自由

夏は放牧で牧草と湧き水を食べたい分だけ食べることができます。冬場は放牧場は閉鎖するので、牛舎の中で地場産の粗飼料(牧草やワラなど)や地場で手に入る副産物等を与えています。

恐怖や不安、抑圧からの自由

牛の鼻に鼻輪をつけるのは日本だけのやり方で、欧米では牛を追い立てて移動を促します。群れを動かす時は後ろから声を上げて移動を促す時はありますが、牛たちと長く暮らしていると角に紐をひっかけただけで自然に動いてくれるようになります。

肉体的苦痛と不快からの自由

夏場の放牧地は周りに松林があって、木陰で休憩しながら移動しています。午後になると風がよく吹く丘に移動することもあります。牛の群れによって、思うままに快適な場所へ移動していきます。冬場は牛舎の中で過ごしますが、牛が凍えるようなことはないです。

主に穀物で育つ牛はアンモニアの濃度も高まりますが、放牧で育った牛の牛舎は臭いが全然違います。また牛がずっと立ったままでは体が大きくならないので、いつでも寝られるよう敷料を十分に敷いています。

外傷と疾病からの自由

除角そのものは牛同士を傷つけ合うことがあるのでどうしても必要ですが、角がある程度伸びてきた時に先端の神経の通っていないところだけ除角し丸めています。削蹄については、放牧をしていると自然に蹄が削れていくので、そもそもあまり必要無く、苦痛を与えることもありません。

正常な行動ができる自由

基本的にはパドックで放し飼いにしているので、自由に行動させていますが、群れの中で強い牛だけは、弱い牛も十分に餌が食べられるように一時的につなぐことがあります。

アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ

もともと兼業農家で、牛については繁殖農家でしたが、今の代から畜産専業になりました。アメリカに留学して放牧畜産のやり方を知って、これを日本でやるなら中山間地で「林畜連携」の畜産を目指したいと考えるようになりました。

欧米が持続可能性やアニマルウェルフェアの取り組みを進める中、日本の黒毛和牛の育て方では、欧米に輸出するようなことは今後難しくなってくると思います。自分は世界で戦える赤身肉を生み出すことが、これからの日本の畜産業の土台になっていくのではと考えています。

人の営みの中で生み出された家畜は野生動物では無いので、完全に自然の中で育てるのではなく、農業として、人の営みから出る副産物を食べて大きな体を作って、美味しく食べて貰えるように、人や環境との循環のバランスをとって育てていくことが大事だと思います。

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放牧で育てる短角牛は、何度か仔牛を産んだ後の「経産牛」を肉牛として仕上げ肥育をして販売しています。種付けが難しくなった経産牛を「廃用」と呼ぶこともありますが、元々元気な仔牛を産むように良い餌で大事に育てられているため、肉の質も良く、旨味が強いです。このような牛を育て直して、美味しく食べてもらえるような生涯にすることも、広い意味ではアニマルウェルフェアかもしれません。

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青森県十和田市のSASAKI FARMの佐々木 基さんが出品している生産者プロフィールです。日本最大級の産直(産地直送)通販「ポケットマルシェ(ポケマル)」の生産者プロフィールは、生産者の顔や名前、商品が分かり、作り手のこだわりや思いが読めます。生産者と心がふれあうお買い物体験をお楽しみください。
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