【北海道】共働学舎 新得農場

牛乳・乳製品

生産者さんの概要

所在北海道上川郡新得町字新得9-1
家畜乳牛
主な受賞歴製造されたチーズの受賞歴はこちら

共働学舎はいろいろな理由から社会で居場所を見つけられない人たちを始め、誰もが分け隔て無く共に学んで共に働いて生きてゆける場を作るという理念のもとに立ち上げました。酪農だけではなく野菜を作ったり、食品加工や工芸品を作ったり、自主性を重んじた自労自活の生活を送っています。

アニマルウェルフェアへのこだわり

飢えと渇きからの自由

夏は昼夜放牧していて、常に新鮮な牧草を食べるように、放牧する場所を囲んで誘導しています。牧草は全て自給で賄っています。ブラウンスイス種の牛は、放牧適性や粗飼料(牧草)利用性に優れています。水は常に確認をして、汚れていれば取替えるようにしています。

恐怖や不安、抑圧からの自由

初めて出産して乳搾りをする牛は、乳搾りのパーラーに入ることを怖がります。そこで、ベテランの牛のお尻を見せて追いかけるようにすることで、怖がらずに自然にパーラーに入るように工夫しています。

肉体的苦痛と不快からの自由

夏の暑さ対策として、昼間は牛舎で過ごし、夜間放牧するようにしています。また牛舎の床は発酵床といって、糞尿がその場で発酵して堆肥化する仕組みを取り入れており、衛生的な環境を整えています。

外傷と疾病からの自由

除角は仔牛のうちに行って、苦痛を最小にしています。働く人とのバランスで、多頭飼いせずに適正規模を守って飼育しているので、牛一頭一頭の体調がよくわかります。

正常な行動ができる自由

牛舎の中では自由に動いて寝ることができます。普段は放牧していて、つなぐのは種付けと搾乳、配合飼料を与える時だけで、つなぐ時間を極力減らすようにしています。

アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ

生産性や効率化を追うことは私たちのやり方にはそぐわず、適正な規模でバランスを保つことを大切にしています。このようなやり方では、商品の価値を高めて私たちの生計を立てていくことが必要です。アニマルウェルフェアを意識しているというより、動物たちと私たちのバランスの取れた暮らしのなかに、アニマルウェルフェアの考えが息づいているわけです。

生産者の商品を購入する

新得農場でのチーズづくりは、国内ではかなり早い時期から始まっており、私たちの工房で修行して独立された方もたくさんいるぐらい、長い技術の蓄積があります。

夏の放牧時期に作るチーズはミルクの風味を感じられるし、春先には桜のフレーバーが効いたチーズを作っています。今、現在「この土地でできるチーズ」を模索し始めており、今後更に取り組みを進めていきます。

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