生産者さんの概要
所在 | 広島県福山市駅家町法成寺1575-16(本社) |
家畜 | 肉牛 |
主な認証 加盟団体など | ISO22000認証(食肉加工場) |
広島県と岡山県にまたがり約9000頭の肉牛を育てています。自社でスーパーも展開し、仔牛を育ててからお客様の手元に届くまでの一貫経営をしています。
アニマルウェルフェアへのこだわり
飢えと渇きからの自由
水は常に清潔にして切らさないようにして、いつでも飲めるようになっています。餌については、大きく育って欲しい肉牛はにとって餌切れになることは一大事なので、いつもしっかりと与えています。
餌を切り替える時期は特に気を遣っていて、仔牛から大きくなるにつれてミルクから飼料に切り替わる時には、濃厚飼料を少しずつ混ぜるとか、粗飼料も少しずつ与えて慣らし、下痢などをおこなさいようにしています。
恐怖や不安、抑圧からの自由
牛が大きくなるにつれて牛舎を移り変わっていきますが、その際には経路を囲い、牛の興味を誘って自然に移動させます。
肉体的苦痛と不快からの自由
牛は牛舎で過ごしますが、壁があまり無くファンを回して常に空気が流れるようにしています。夏場の暑いときは風が直接牛に当たるようにしています。床は傾斜が無いようコンクリートで固めた地面に敷料を敷いて、糞尿を吸収させています。
冬場は、特に仔牛は寒さに弱いのでシートで覆って、必要に応じてヒーターで温度を確保します。保温をするための毛布やジャケットもあります。
外傷と疾病からの自由
除角をせず、角を残したまま育てています。角があると牛同士の突き合いで傷つく心配があると言われますが、牛の群れを変えずに育てるので序列が変わらず、傷つくほどぶつかり合うようなことはありません。一時的なつなぎ止めや移動を促す時には角も尻尾もあった方がハンドリングがしやすいので、むしろ角は飼育のために必要だと考えています。
正常な行動ができる自由
栄養や天候の管理ができないこと、また糞尿による周辺への環境汚染の問題から放牧はしていません。牛は全て牛舎で育っていますが、広いパドックの中で数頭ずつに分けて飼育しており、畜産技術協会が公表している飼養指針に沿った密度を確保をしています。走り回るほどの運動ができるわけではないですが、自由に行動する十分な広さはあります。
繁殖で仔牛が産まれた時には、しばらくは親子が一緒にいられるようにしています。母親のお乳を飲んだ方が仔牛の成長も安定するし、母親もその方がストレスなく過ごしています。
アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ
1960年の創業時は、乳を出さずお金にならない乳牛のオスの仔牛を肉用として育てるという、全国的にも前例の無いことを取り組んできました。創業者の「わが子のように牛の世話をする」という理念に基づいて、創業時から牛にストレスを与えないよう、牛のことをよく考えて育てるということを実践してきました。
私たちはお肉を責任持ってお客様の手元まで届けられるよう、仔牛を育てて出荷するだけでなく、お肉を販売するまでの一貫した経営をしています。
生産者の商品を購入する
牛へのストレスを与えないことで肉質が良くなっていることはもちろん、
亜麻仁由来の飼料を与えることで牛の胃の中でつくられる
メタンガス(温室効果ガス)の発生が減り、環境にも優しい育て方をしています。
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