生産者さんの概要
所在 | 埼玉県大里郡寄居町大字赤浜2832番地 |
家畜 | 鶏(鶏卵) |
主な認証 加盟団体など | 農場HACCP認証 GPセンターHACCP認証 埼玉県有料生産管理農場認証 JGAP畜産物認証 埼玉県産たまごマーク |
全体で18万羽の鶏を飼育するうち、3万羽について主にEUで導入されている「エイビアリー」型鶏舎を国内で初めて導入しました。自社で卵のパッキングまで完結し、関東を中心として全国に生卵を販売しています。
アニマルウェルフェアへのこだわり
飢えと渇きからの自由
自動給餌器を使って、常に新鮮な配合飼料を制限なく給餌しています。また、強制換羽(上部な殻の卵を産ませるために、一定期間餌を与えないで産卵を制限し、換羽させること)は実施していません。
恐怖や不安、抑圧からの自由
止まり木や巣箱を設置しており、夜になると高い止まり木で寝る、産卵するときは隠れられる場所に行くという鶏本来の行動欲求を満たした環境です。
肉体的苦痛と不快からの自由
空調による温度コントロールで、夏は涼しく冬は暖かい安定した環境で生活しています。鶏の習性を利用して糞をする場所を誘導し、鶏糞はベルトコンベアの上に落ちて排出されるため鶏舎の中はいつも衛生的です。
外傷と疾病からの自由
一般的な養鶏では鶏同士が突き合うことでのケガの防止や、餌の食べこぼしを防ぐためにピークトリミング(くちばしの先を除去すること)を行っていますが、鶏への痛みが少ないとされる赤外線方式のピークトリミングを行っています。
正常な行動ができる自由
直立多段式(エイビアリー)システムの鶏舎で、EUの定める採卵鶏保護の管理基準に基づいた密度(1㎡あたり9羽以下)や飼育環境で飼育しています。また鶏舎の中は自動で光環境もコントロールしています。
アニマルウェルフェアへ取り組んだきっかけ
1998年にEUで農用動物保護の指令ができたときに、これから欧州で取り入れられるというアニマルウェルフェアに即した養鶏場の視察に行きました。そこで、欧州が今後このような養鶏に変わっていくのであれば、世界も同様に変わっていくだろうと思い、エイビアリーシステムの導入による養鶏のアニマルウェルフェアに取り組み始めました。
国内でまだ誰もやったことがないことで、思い切った取り組みでしたが、ここ数年で急激に企業や消費者の意識もこちらに向き始めて、ようやく軌道に乗ってきたところです。大規模に養鶏を行っているところでは、新しい鶏舎の建設は多大な費用がかかります。私たちの農場にはまだケージ飼いしている鶏も多くいます。これから新しく建設する鶏舎は間違いなくアニマルウェルフェアに沿ったものになると思いますが、どれだけアニマルウェルフェアに舵を切っていくかは、世の中のニーズによると思います。
生産者の商品を購入する
アニマルウェルフェアによる「飼い方」、農場とGPセンターのHACCP認証による「衛生管理」、そして自社でこだわりぬいて配合した「飼料」にこだわった生卵を「エコッコ」と名付けて販売しています。是非ご賞味下さい。
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